・木造軸組み2階建て
・玄関別々の2世帯住宅
・一部の壁をタイル貼りとした重厚感のある外観
・トップライトより、2階から1階へ風と光の通り道を実践
屋根:スレート板(コロニアル)
外壁:1階には乾式タイルを採用し、2階吹付タイルコート
基礎:べた基礎
プライバシー保護の観点より、1、2階の玄関を別々にしました。玄関ドアは現場製作とし、オリジナル・デザインの木製ガラス戸としました。外壁は玄関回りをタイル張りにすることにより、重厚感が増し、2階は重く感じないよう吹付を採用しました。
外観工事も1階外壁と同じタイルを使用することで調和させ、通風を考慮し、フェンスは格子状のものとし、プライバシーを守る為に、植裁にて外部からの視線を遮る工夫をしました。
1階は、居間、和室を壁で仕切ることなく、ワンルームとしての空間の広がりを実現しました。居間、和室の境に配置した210oの杉丸太は構造の柱としても兼ね備えた大黒柱が印象的です。キッチンも対面キッチンとし、居間に隣接する和室も間仕切り壁を設けず、間仕切り建具なので建具をオープンにすると、広々とした1室の空間になりました。和室の床の間の地窓は、2階トップライトから吹抜を通じてくる光と風の通り道となっております。
自然な光を採り入れる工夫として、
随所に井桁格子を採用しました。
あまり日照が望めない立地条件でしたが、格子の間から柔らかな日差しを 採り入れることが可能になりました。
建具や玄関ホール、階段室の袖壁に格子を 使用する事により、 圧迫感や閉塞感からも 解放されました。
又、プライバシーの必要な部分には、 デザイン性も考慮し、 ガラスやワーロン紙を 巧みに使用しました。
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2階は、居間を勾配天井とし、天井を高く、ハイサイドライト(高窓)を設け、常に上部より奥行き深い自然の光を採り入れ、圧迫感を感じさせない工夫をしました。
風と光の通り道の吹き抜けは将来的に住宅用エレベーターの取付を可能にする為の予備スペースの意味合いもあります。
お客さまは今回で2度目の新築工事で、2回共、弊社での施工をさせて頂いた長年お付き合いさせて頂いている大切なOB様です。
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